スペシャルウィークの引退レースとなった有馬記念。
結果はどうだったのか!?
スペシャルウィーク有馬記念の着順
大接戦を演じたグラスワンダーとの過去の戦い
スペシャルウィークの有馬記念エピソード
などの疑問について、お伝えしていきます!
私自身、ウマ娘をきっかけに競馬に興味を持ち始めました。
個性豊かな馬たちについて、読んで楽しんでもらえたら最高です!
スペシャルウィーク有馬記念の着順!
スペシャルウィークが有馬記念に出走したのは、1999年12月26日。
スペシャルウィークにとって、この有馬記念が引退レースでした。
1番人気はグラスワンダーで2.8倍。
そしてスペシャルウィークは2番人気の3.0倍で、レース前から「2強」と称されていました。
レースはその前評判通りの展開になり、最後はグラスワンダーがスペシャルウィークを「ハナ差」で退け勝ったのです。
しかも!
なんとその差は、わずか4cm!
実際に定規とかで4cmがどれくらいか見てみると、「たったこれだけの差なんだ…」って感じます。
グラスワンダーは前年も有馬記念で勝利しているので、史上3頭目の有馬記念連覇でした。
ちなみに、同じく連覇を果たしているのは「スピードシンボリ」「シンボリルドルフ」の2頭です。
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スペシャルウィークとグラスワンダー・過去の戦いは?
有馬記念で歴史的な大接戦を演じたスペシャルウィークとグラスワンダー。
「有馬記念以外でも戦ってたのかな?」
ふと疑問に思ったので、調べてみると…意外な事実を知りました。
グラスワンダーは外国産馬なので、当時はまだクラシック競走に出走できなかったんですね。
そんな同期である2頭が初めて対決したのが、有馬記念と同じ1999年でした。
そのレースは宝塚記念。
結果は…
グラスワンダーがスペシャルウィークを3馬身も突き離しての圧勝でした。
このレースでの敗北後、スペシャルウィークは「秋の天皇賞」「ジャパンカップ」を連勝して有馬記念に臨みました。
この結果あっての有馬記念だったので、スペシャルウィーク自身も、そして騎乗していた武豊も、絶対に勝ちたかったでしょうね。。。
以上のように、スペシャルウィークとグラスワンダーの直接対決は2レースあって、どちらもグラスワンダーが勝利しています。
スペシャルウィークの有馬記念でのエピソードとは?
ここまでではお伝えできなかったエピソードを、3つ紹介します。
- スペシャルウィークを育てた白井調教師の言葉
レース後、感想を聞かれた時の言葉です。
「僕らも勝ったと思っていて、尾形さん(グラスワンダーの調教師)からレース直後に「おめでとう」って言ってもらったくらい。だからこそ、負けたと聞いたときは驚いた。」
この大激戦が行われた1999年ですが、年度代表馬はエルコンドルパサーでした。
「春の天皇賞」「秋の天皇賞」の連覇、そして「ジャパンカップ」も制したスペシャルウィーク。
そのスペシャルウィークに2戦2勝だったグラスワンダー。
サンクルー大賞優勝、そして凱旋門賞2着の快挙を成し遂げたエルコンドルパサー。
(国内レースは出場なし)
これらを踏まえての、白井調教師の言葉です。
「エルコンドルパサーが素晴らしい馬であることは間違いないけど、それに勝ったモンジューにジャパンカップでスペシャルウィークは勝っているわけだし。それでも凱旋門賞の2着が優先されたというのであれば、日本の競馬は欧州よりも下と認めているようなもの。そう考えると、少し寂しかった。」
- グラスワンダーを育てた尾形調教師の言葉
レース後、勝利を確信した武豊はウイニングランを行いました。
しかし写真判定の結果、スペシャルウィークの負けとなってしまうのですが…
そんな武豊とのエピソードを話してくれています。
「私がすごいなと思ったのは、豊君から「おめでとうございます」と言われたこと。こうゆうことは、普通はなかなかできないことだよね。」
天国から地獄…
武豊にとって、まさにこの言葉がピッタリな状況だったはず。
にもかかわらず、勝者に対して「おめでとう」と言える武豊は、本当にすごい。
心からそう思います。
私はきっと無理ですし、普通の人であれば悔しい気持ちで溢れてしまって出てこない言葉ではないでしょうか。
勝つことの難しさを知ってるからこそ、相手を思いやることができるのかもしれません。
本当に強い人なんだなって感じました。
- 語られることの少ない3着…どの馬だった?
スペシャルウィークとグラスワンダーの大接戦だった1999年の有馬記念。
3着馬は、テイエムオペラオーでした!
テイエムオペラオーといえば、7冠馬!
そんな偉大な名馬でさえ、このときは完全なる脇役だったことに驚きです。。。
スペシャルウィークの有馬記念・まとめ
・スペシャルウィークは2着!勝ったのはグラスワンダーでした。しかしその差は、わずか4cmだった!
・スペシャルウィークとグラスワンダーは同年の宝塚記念で初対決をして、その時もグラスワンダーが勝利している。
・馬や騎手だけではなく、調教師も同じく戦っている。そして当時はスポットライトを浴びていなかった馬が、後の名馬になっていることも!
私は競馬を知るまでは、たんに「馬がレースをしている」という風にしか思っていませんでした。
今、それは全くの誤解だったことを感じています。
馬にも、騎手にも、調教師にも。それぞれに歴史があり、思いがあり、ストーリーがあることを知ったからです。
そのようなことを知り、あらためて過去のレースを見直すのが大好きです。
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