朝の連続テレビ小説や紅白歌合戦、大河ドラマなど、たくさんの人気番組を放送しているNHK。これまでに一度はNHKの番組を見たことあるという方も多いのではないでしょうか。また、最近ではNHK受信料の割増金といった新しい制度が導入されたことによりニュースでも話題になっています。
今回はNHKの中でもNHKプラスというサービスについてご紹介させていただきます。便利なサービスとなっていますのでその概要や機能について、そしてNHK非契約者の場合の制限機能に関して、まとめてお伝えさせていただきます。
NHKプラスのサービスについて
まず、そもそもNHKプラスはどのようなサービスなのか、ご存じでない方もいらっしゃるかと思いますので簡単に説明させていただきます。
NHKプラスとは、日本放送協会が運営するNHK総合・Eテレの同時配信・見逃し配信サービスです。同時配信に関しては、24時間NHK放送センターの放送を再配信しています。また、見逃し配信サービスは放送後7日間であればいつでも何度でも利用してみることが可能です。
NHKプラス 料金
NHKプラス 料金はかからず、無料で使うことが可能です。NetflixやAmazon Primeビデオなど他の動画配信サービスとの一番の違いはこの点になります。もちろん視聴できる番組の範囲は比較的狭いですが負担なく利用可能です。
NHKプラスが生まれた背景として、離島や山間部などの送信所が近くにない難視聴地域などの放送を補完するためのサービスとして提供されているためNHKの受信契約者とその契約者と生計を同一にする人は、NHKプラスの利用申し込みと認証の手続きさえ行うことで追加の料金負担なく利用することができます。また、NHKプラスは最大5画面まで利用可能です。
NHKプラスが持つ機能
続いて、NHKプラスを通して何ができるのかその機能について一つずつみていきたいと思います。
- 放送同時配信:パソコンやスマートフォン、タブレットなどを通してNHK総合テレビやEテレの番組を同時に視聴することができます。この機能を使うことで通勤中や外出先などであってもリアルタイムで気になる番組をチェックすることが可能になります。
- 見逃し番組配信:過去1週間に総合テレビやEテレで放送された番組をアプリやブラウザからいつでも視聴することが可能です。この機能を使うことで、リアルタイムで見ることができなかった番組を振り返って見ることやもう一度見たいけど録画していなかった番組などを見ることができます。
- 「番組を探す」機能:見逃し番組を日付やチャンネルだけでなくキーワードからも簡単に探すことができます。
- 画質・音声・字幕機能:画質は「高・中・低・最低」の4つから選ぶことができ、データ通信料を抑制できます。音声は主音声・副音声優先の2つから選べます。字幕は「字幕なし・オーバーレイ表示・枠外表示」の中から選ぶことができます。
- 追いかけ再生機能:途中から番組を見始めたとしても放送同時配信中の番組の冒頭まで戻ることができる機能です。その後、表示されているバーを操作することで現在放送中の箇所まで好きなところから番組を視聴することが可能です。
- ピクチャー・イン・ピクチャー機能:NHKプラスの動画を再生しながら別のアプリを操作することが可能な機能です。別のアプリ操作中はNHKプラスの動画は画面上に縮小された状態で映ります。
- 倍速機能:動画の再生速度を0.75倍から2倍まで再生速度を選んで使うことができる機能です。
この他にも様々な使いやすい機能が備わっています。
NHK受信契約をしていない方の制限機能について
様々な機能がたくさん使えるNHKプラスですが、すべての機能を使うには前述のとおりNHKの受信契約が完了していることが必要になります。
NHKプラスの公式サイト上を確認すると、NHKプラスの利用にあたって受信契約状況を確認し、NHKプラス 受信料払ってない場合など、契約が確認できなかった場合は「見逃し番組配信」機能や「追いかけ」機能が利用できなくなると表記されています。ただし、放送同時配信等の機能は利用することができます。もう一点、受信契約をしていないもしくは利用登録をしていないことで起きることは、利用する際の画面に受信契約確認のメッセージが表示されます。そのため、契約をしていない場合はNHKプラスで動画を見る際にストレスがかかるかもしれません。
最後に
今回はNHKプラスについてその概要や受信契約をしていない場合に制限される機能をみていきました。受信契約をしていないと制限される機能はありますが、していなくても同時配信などはできますので外出先などでもNHKの番組を楽しみたいという方はぜひチェックしてみてください。